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【初心者さん集合!】百均の多肉植物で始める簡単グリーンライフ|選び方から枯らさない育て方、増やし方まで徹底解説

「ちょっと緑が欲しいな」「癒やされたいけど、植物はすぐ枯らしちゃうかな」そんな風に思っているあなたに朗報です!実は、身近な百円ショップ(100均)で手に入る多肉植物は、手軽に始められるグリーンアイテムとして、今とっても人気なんです。

ダイソーやセリア、キャンドゥなど、お近くの100均で可愛い多肉植物を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?1個110円(税込)というお手頃価格なので、気軽にチャレンジできます。

この記事では、100均の多肉植物を購入するときの選び方から、お迎えしてから枯らさないための育て方、そして増やし方まで、初心者さんにも分かりやすく徹底的に解説していきます。これを読めば、あなたも今日から素敵な多肉植物ライフを始められちゃいます。

目次

なぜ100均の多肉植物がおすすめなの?

多肉植物 セダム
多肉植物 セダム

多肉植物は、葉や茎、根に水分を蓄えることができる砂漠などの乾燥地帯の植物です。そのため、頻繁な水やりが必要なく、初心者さんでも管理しやすいことが特徴です。

そして、100均の多肉植物がおすすめな最大の理由は、手軽さと価格デス。

  • 圧倒的な安さ
    • 110円で鉢が購入できるので、取り入れやすい。
  • 入手しやすい
    • 全国のダイソー、セリア、キャンドゥなどで気軽に購入できます。
  • 種類の豊富さ
    • 時期によっては様々な種類の多肉植物が並びます。最近ではエケベリアやセダム、クラッスラなど、人気品種に出会えることもあります。
  • 練習に最適
    • 高価な苗で失敗するのは怖いなという方にも、100均なら気軽に育てはじめることができます。

もちろん、多肉生産者さんや多肉植物専門店の立派な苗に比べると小さかったり、徒長していたりすることもありますが、手をかけてあげることで見違えるほど元気に、そして可愛らしいフォルムに成長します。

多肉植物初心者さんにおすすめな種類についてもぜひぜひ合わせてご覧ください

100均で多肉植物を選ぶときの「ココをチェック!」

多肉植物の魅力を伝えたい

さあ、お近くの100均に行ってみましょう!たくさんの多肉植物の中から、もりもり元気な苗を選ぶためのポイントをご紹介します。

  • 葉や茎にハリがあるか
    • 触ってみて、葉がプリプリとしていてハリがあるものが元気な証拠。ジュレっていたり、シワシワだったりするものは避けた方が無難です。
  • 徒長(ひょろひょろ伸びている)していないか
    • 日光が間延びしている状態を「徒長」といいます。徒長していると形が崩れやすく、弱っている可能性もあります。茎がしっかり詰まって葉がついているものを選びましょう。
  • 土にカビやコケが生えていないか
    • 土の表面が白っぽくなっていたり、緑色のコケが生えていたりする場合は、管理状態があまり良くないことがあります。
  • 害虫がついていないか
    • 重要です!葉の付け根や茎に白い綿のようなもの(カイガラムシ)や、小さな緑色や黒色の虫(アブラムシ)がついていないか、葉をよく観察してみましょう。もしついている場合は、他の植物に移る可能性があるため購入は控えましょう。
  • 根っこが出ているか(見えれば)
    • ポットの底から根っこが少し見えているくらいが、根が回っていて元気な証拠です。ただし、これは確認できればラッキーくらいの感覚でOKです。

たくさんの苗の中から、ぜひビビビとくるお気に入りの子を見つけてみましょう。

お家に迎えたらまずやること&基本的な育て方

多肉植物の育て方
多肉植物の育て方

お迎えしてきた100均多肉をそのまま飾っていませんか?実は、お家にお迎えしてから少しのお世話を加えてあげるだけで、その後の成長が大きく変わってきます。

① タニパトする

買ってきた多肉植物は数日間はしっかりめにタニパトしてあげます。このタイミングで、日々よく観察して、害虫や病気のサインがないか確認しましょう。

タニパトとは

多肉植物を観察し健康状態をみてあげること

② 植え替えと土

100均の多肉植物は、生育に適さないプラスチックポットと、水はけのにぶい用土を使われていることが多いです。元気に育てるために、できるだけ早く植え替えてあげるのがおすすめです。

    • 水はけの良い多肉植物用の鉢を選びましょう。素焼き鉢やプラスチック鉢など色々な素材がありますが、初心者さんには通気性の良い素焼き鉢がおすすめです。サイズは苗を大きくしたいのであれば一回り大きい程度の鉢に、現状維持を希望であればぴったりサイズにしましょう。
    • 土選びも大事です。100均の「観葉植物の土」などは多肉植物には水持ちが良すぎる場合がありあまり向きません。「多肉植物専用土」や「サボテン・多肉植物の土」と記載されている、水はけの良い多肉植物専用の土を選んであげましょう。自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)、鹿沼土(小粒)、腐葉土、川砂などを混ぜて作りますが、最初は市販の多肉植物専用土が手軽で安心です。
  • 植え替え方法
    1. 元のポットから丁寧に苗を取り出します。
    2. 根についている古い土を落とします。根が詰まっている場合は、少しほぐしてあげます。
    3. 傷んだ根やカリカリに枯れた下葉は取り除きます。
    4. 新しい鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷きます(鉢底石は必須ではありませんが、水はけがさらに良くなります)。
    5. 新しい多肉植物用の土を鉢の半分くらいまで入れ、苗を中心に置きます。
    6. 周りに土を加えて、根と土がしっかり密着するように軽く揺らしたり、棒などでつついて隙間をなく詰めます。

③ 置き場所(日当たりと風通し)

多肉植物は基本的に日当たりと風通しの良い場所を好みます。

  • 日当たり
    • 徒長を防ぎ、葉の色艶、フォルムを良くするためには、できるだけ日光のあたる場所に置きましょう。ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、レースのカーテン越しにするか、遮光ネットを使うなど調整が必要です。
  • 風通し
    • 鉢の中に湿気がこもると根腐れや病気の原因になります。屋外の日当たりの良い場所に置いたりして、風通しを確保しましょう。

④ 水やり(タイミングと量)

多肉植物の水やりは、「土が完全に乾いてからたっぷり」が基本です。乾燥には強いですが、水のやりすぎは根腐れを招き、枯れる最大の原因となります。

  • タイミング
    • 土の表面だけでなく、鉢の中の方まで乾いているか確認します。竹串などを土に刺して、湿り具合で判断する方法もあります。葉がシワシワし少し張りがないかな?と感じたときも水やりのサインです。
    • 与える時は、鉢底の穴から水が流れ出るまで、鉢全体に酸素とともに行きわたるようにたっぷりとあげます。
  • 季節ごとの注意
    • 春・秋(生育期)
      • 土が乾いたらたっぷり与えます。比較的成長が活発な時期です。
    • 夏(休眠・半休眠期)
      • 多くの多肉植物は夏に生育が緩やかになります。高温多湿が苦手なので、夕方や夜の涼しい時間帯に行い、土が長時間湿ったままにならないように注意します。風通しが大事です。
    • 冬(休眠期)
      • 多くの種類が生育を停止します。寒さに弱い種類も多いので、水やりは生育期よりは控えます。月に数回、天気の良い暖かい日の午前中にあげてみましょう。

⑤ 肥料(控えめでOK)

多肉植物は肥料をあまり必要としません。肥料を与えすぎると根痛みしたり、徒長しやすくなったりもします。基本的に植え替え時に緩効性肥料を少量土に混ぜ込むか、生育期に薄めの液肥をごくたまに与える程度でも十分です。無理に与える必要はありません。試しながら各環境に合った育て方のベストを見つけましょう。

要注意!100均多肉につきやすい害虫と対策

100均の多肉植物に限りませんが、残念ながら害虫がついてしまうことがあります。早期発見と対策が重要です。

  • カイガラムシ
    • 白い綿のような姿や、貝殻のような姿をした害虫です。葉の付け根や茎によくつきます。植物の汁を吸い、株を弱らせます。見つけたら歯ブラシなどで擦り落とすか、ピンセットで取り除くか、苗ごと洗い流し取り除きます。
  • アブラムシ
    • 新芽や蕾につきやすい小さな害虫です。繁殖力が強く、あっという間に増えてしまいます。植物の汁を吸い、生育を妨げたり病気を媒介したりします。数が少なければテープなどで取り除くこともできますが、多い場合は薬剤が必要です。
  • ネジラミ
    • 土の中の根につく白い小さな害虫です。根から汁を吸い、株の生育を悪くします。抜いてみないと分からない場合が多いですが、生育が悪い、根の張りが悪いなどのサインが見られたら疑ってみましょう。

害虫対策としては、定期的な観察が最も重要です。もし害虫を見つけたら、被害が広がる前にすぐに対策を取りましょう。

薬剤を使用する場合は、多肉植物に使える登録のあるものを選びます。土に混ぜ込むタイプや、水で薄めて散布するタイプなど様々です。

例えば、浸透移行性殺虫剤であるオルトラン粒剤やオルトランDX粒剤は、土に混ぜ込んだり株元にまいたりすることで、根から成分が吸収され植物全体に効果が行きわたり、カイガラムシやアブラムシなどの害虫に効果を発揮するとされています。

特にネジラミには土に混ぜ込むタイプの薬剤が有効な場合があります。ただし、使用量や使用方法を守り、薬剤抵抗性を避けるために同じ薬剤ばかり使い続けないなどの注意が必要です。

多肉植物の梅雨の時期の育て方についてはこちら。

100均多肉を増やしてみよう!葉挿しと茎挿し

多肉植物を葉挿しで増やす
多肉植物を葉挿しで増やす

多肉植物は増やし方も簡単!葉挿しや茎挿しでどんどん増やして楽しむことができます。

  • 葉挿し
    • 健康な葉っぱを茎の付け根からもぎ取り、土の上に置くだけ。明るい日陰で管理し、水やりは土が乾いたら軽く湿らせる程度にします。しばらくすると葉の付け根から小さな根や芽が出てきます。可愛い赤ちゃん苗の誕生です!
  • 茎挿し
    • 徒長してしまった株の茎をカットしたり、脇芽を切り取ったりして行います。切り取った茎や脇芽は、切り口を乾燥させるために数日~1週間ほど日陰に置きます。切り口が乾いたら、新しい多肉植物用の土に挿します。根が出るまでぐらつかないように管理し、根が出てきたら通常の水やりを開始します。

成長を楽しもう!100均多肉の魅力

多肉植物の魅力を伝えたい
多肉植物の魅力を伝えたい

最初は小さくて頼りない100均多肉かもしれませんが、適切な育て方をすることで、ぐんぐん成長し、彩り豊かな姿を見せてくれます。

  • 紅葉
    • 秋から冬にかけて寒さに当たると、葉が赤やピンク、オレンジなどに色づき、美しいにフォルムになります。
  • 子株
    • 親株の周りから子株が出てきて、群生したり、株分けして増やしたりする楽しみがあります。
  • 寄せ植え
    • いくつかの100均多肉を組み合わせて、自分だけのオリジナルな寄せ植えを作るのも楽しいです。

100均で手軽に始められる多肉植物ですが、ひと手間の愛情を込めてお世話することで、多肉植物専門店で購入した苗に負けないくらい魅力的なフォルムに育ってくれます。

まとめ

今回は、100均の多肉植物に焦点を当て、多肉初心者さんでも安心して楽しめるように、選び方から基本的な育て方、害虫対策、増やし方までを詳しく解説しました。

  • 100均多肉は手軽で初心者におすすめ!
  • 購入時は徒長、害虫、株のハリをチェック!
  • お家に迎えたら植え替えて水はけの良い土に植えよう。
  • 水やりは「土が完全に乾いてからたっぷり」が基本。やりすぎ注意!
  • 日当たりと風通しの良い場所で管理。
  • 害虫には注意し、必要ならオルトランなどの薬剤も活用。
  • 葉挿しや茎挿しで簡単に増やせる。

さあ、あなたも今日から百均巡りをして、お気に入りの多肉植物を見つけてみませんか?きっと、あなたの日常に小さな癒やしと成長の喜びをもたらしてくれるはずです。

多肉植物のある暮らしをぜひぜひ楽しんでみてください!

多肉植物

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