寒い冬が終わると春から夏にかけて多肉植物はいきいきと育つ生育期に突入します。
お店や多肉農家さんでもたくさんの種類豊富な多肉植物が販売されます。
多肉愛好家の方たちは多肉狩りに出かけたくなるでしょう。
今回は多肉植物の「斑」について説明していきます。
多肉植物の「斑入り」とは?
「斑入り」って何?
多肉植物狩りの時にお店などで「斑入り」と書いて販売されている多肉植物をみかけることがあります。
多肉植物における「斑入り」とは、葉や茎に色の異なる部分が混在しているものを指します。オーソドックスな緑一色ではなく、白や黄色、ピンクなどの色が部分的に入っている植物を「斑入り」と呼びます。これにより、多肉植物全体が独特の美しさが増して魅力が増します。
なぜ「斑入り」になるの?
多肉植物の「斑入り」は、葉緑素の欠乏や変異によって生じます。
葉緑素が少ない部分は緑色が薄くなり、白や黄色、ピンクなどの色になります。かわいいですよね。
この現象は、遺伝的な要因や突然変異によって引き起こされることが多いです。また、植物の成長過程で環境条件によっても発生することがあります。
どんなメリットがあるの?
「斑入り」多肉植物は、その美しさから寄せ植えのアクセントにもなるため、とても人気があります。
オーソドックスな多肉植物に比べて珍しく、多肉愛好家からもコレクションとしての人気が高いです。
また、カラフルな斑が植物全体に変化をもたらし、観賞用としても多肉植物の寄せ植えアクセントにも魅力的です。
どんなデメリットがあるの?
「斑入り」植物は、葉緑素の量が少ないため、光合成効率が低く、成長が遅くなることがあります。
そのため、育てる際には、通常の多肉植物よりもすこし注意が必要です。
適切な光の管理や栄養補給、風通しなどの管理が大切です。
「斑入り」多肉植物の育て方のポイント
「斑入り」多肉植物の育て方
適度な光
直射日光ではなく、明るい日陰で育てることが理想的です。強い日差しは斑の部分を焼けてしまうことがあります。
水やり
通常の多肉植物と同様に、水やりは控えめにします。土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。
温度管理
寒さに弱い種類もあるため、冬場は室内に取り込むなどの対策が必要です。
栄養補給
成長が遅いため、適度な肥料を与えることで健康な成長を促します。
まとめ
多肉植物に興味を持ち始めた多肉初心者さん、「斑入り」という言葉を聞いたことがあったでしょうか?
「斑入り」とは、葉や茎に色の異なる部分が混ざり合った美しい多肉植物のことです。
知れば知るほど「斑入り」の多肉植物の可愛さに引き込まれること間違いなし。
なぜこんなにカラフルになるのか、育て方にはどんな工夫が必要なのかを把握して多肉狩りへ出かけてみましょう。