多肉初心者さん、お気に入りの多肉植物のお世話楽しんでいますか?
多肉植物を観察していると葉の間からニョキっと現れる花芽に初心者さんはどのように対処したらよいのでしょうか
今回はお気に入りの多肉植物の可愛さを維持するために、多肉植物に花芽が生えてきたあとのお世話について紹介していきます。
まず多肉植物を知ろう!私の好きな種類3選 vol.1
多肉植物は同じ品種でも、まったく違った見た目や色合いをしている種も少なくありません。コロンと可愛らしい種類や、やや尖った種類、バラや星のような独特の形状をした種類などバラエティーに富んでいます。
育て方や環境によっても色や形や大きさが変わってきますので順に説明します。
では多肉愛好家さんに人気な多肉植物の種類はどんな子なのでしょう?(多肉植物の可愛いすぎて愛好家たちは子と呼びます)
いくつか代表的な種類をご紹介していきます。
エケベリア
エケベリアは、ベンケイソウ科・エケベリア属に分類される多肉植物です。中央アメリカやメキシコが主な原産国で、乾燥した暖かい地域を好みます。ロゼット状の形が美しくカラフルな葉が特徴的です。丈夫で育てやすく、多くの品種があります エケベリアの種類は200以上もあるとされ、地面に茂るタイプや茎を伸ばすタイプ、5センチ程度の小型なものから、40センチ以上にもなる大型種のエケベリアまで、さまざまな見た目や大きさのものがあり飽きることはありません。
パーヴィプレンナ
淡いピンクから紫色の美しい葉を持つ品種で、ロゼットの形状が魅力的です。室内外問わず育てやすく、観賞価値が高いです。春から夏にかけて、ピンク色の花を咲かせます。花茎はロゼットの中央から伸び、上部に花をつけます。
ラウイ
粉雪をまとったような白い葉が特徴の品種です。独特な美しさとフォルムで、コレクターにも人気があります。夏に咲くピンクやコーラル色の花も魅力の一つです。花茎はロゼットの中心から伸び、可愛らしい花をつけます。
アガボイデス
アガベに似た尖った葉を持つ品種で、鮮やかな緑色が特徴です。葉先が赤く染まることがあり、コントラストが美しいです。春から夏にかけて、赤い茎にピンクや黄色の花を咲かせます。花茎はロゼットの中心から伸び、独特の美しさを持っています。
セダム
セダムは多肉植物の一群で、主に北半球の温帯から寒帯にかけて自生しています。小さな葉が密集して育ち、地植えや鉢植えで楽しめます。夏は枯れやすいため水やり回数を増やすことをおススメします。冬場の耐寒性があり、庭のグラウンドカバーや多肉植物の寄せ植えのアクセントとして人気高いです。適切な管理を行うことで、長い期間、観賞植物として楽しむことができます。
アドルフィー
美しい黄緑色の葉が特徴で、日光に当たると赤く変化します。成長が速く、グランドカバーとしても人気です。春から夏にかけて、黄色やオレンジ色の花を咲かせます。花茎はロゼットの中央から伸び、可愛らしい花をつけます。
オーロラ
小さな丸い葉がピンクから赤に変わるのが魅力です。見た目が可愛らしく、寄せ植えにも適しています。春から夏にかけて、黄色い星形の小さな花を咲かせます。花茎は短く、葉の間から直接花が出てくるように見えます。
ドラゴンズブラッド
葉が濃い赤色に染まり、秋にはさらに深みのある色合いになります。グランドカバーとして人気があり、寒さにも強いです。成熟したドラゴンズブラッドは、白い花序を咲かせますが、花が現れることは比較的まれで、見ることができるのは希少です。
ハオルチア
ハオルチアは乾燥に非常に強いです。葉は厚みがあり、透明感があります。多くの種類で葉に模様が入り、窓型の斑点やストライプが特徴的です。葉の形状は種によって異なり、ロゼット状になるものや円筒状に立ち上がるものなどがあります。小型でインテリアとしても人気があり、日陰でも育ちやすく室内向きです。
オブツーサ
半透明のぷっくりとした葉が特徴で、光を透かすような美しさがあります。群生しやすく、鉢いっぱいに広がる姿が魅力です。春から夏にかけて、細長い花茎を伸ばし、小さな白い花を咲かせます。花茎はロゼットの中心から伸び出し、繊細な美しさを持っています。
リミフォリア
深い緑色の葉に独特の筋模様があり、立体的なテクスチャが魅力です。コンパクトでしっかりとしたロゼット状の姿を保ちます。花は一般的に白や黄色で、リミフォリアの中心から花茎を伸ばして咲きます。花自体は小さくて目立ちにくいことがあります。
春から夏にかけて多肉植物の花が咲いたら・・・
多肉植物は種類によってさまざまな可愛い花が咲きます。 品種や多肉植物の種類によっても、多種多様な花が咲き日数はとても短いものもあります。そのため、「多肉植物に花が咲く」と言っても見たことがない、イメージが湧かないという方も多いでしょう。
開花時期
多肉植物の花芽はいつから出てくるのでしょうか?多肉植物の種類(属)によって異なり、春や夏、秋に咲くものだけでなく、冬に花を咲かせる多肉植物もあります。また、開花する期間も様々で、1週間のうちに咲いたり閉じたりを繰り返すものや、1日でしおれてしまうタイプしゅるいもあります。
多肉植物の花はカットしよう
多肉植物に花が咲くと花にエネルギーが持っていかれるため、株自体が弱ったり枯れてしまうケースがあります。花が咲いたら観賞していたいものですが、1~2日程度で早めに花を取り除いてあげることをおススメします。蕾のうちから取り除いてしまっても大丈夫です。
花のカットの方法
花の取り除き方は、根元の茎を数センチ残し消毒済みのハサミでカットしましょう。カット後根元から数センチ伸びた茎は、無理に抜かず完全に乾燥するまでそのままにしておきましょう。完全に乾燥したら力を入れなくてもスッと抜くことが出来ます。株の外葉が枯れてカリカリに乾燥してから取り除く方法と同じです。
まとめ
多肉植物は比較的お手入れが簡単で、水やりの頻度が少なく、肥料も控えめで済むことが多いです。忙しい人や初心者にも最適な植物です。
多肉植物はたくわえたエネルギーと栄養を使って成長していきます。春から夏にかけて花芽が伸び花が咲くとその成長エネルギーが花や種子の形成に向かい、株全体の成長が弱くなることがあります。まだ小さい多肉植物や成長が遅い品種では、花が咲くことで株全体のバランスが崩れ、根や葉の発育が悪くなる場合があります。
多肉植物は可愛いフォルムが魅力的です。花が終わると可愛さが損なわれ、株全体の見栄えが悪くなることがあるため早めに取り除いてあげましょう。お気に入りの多肉植物の可愛さがずっと続くといいですね。