窓を開けるとふんわりと暖かな春を連想させる風が入り込む季節になってきましたね。園芸店やお洒落な多肉植物店で、色とりどりの「セダム」たちが、心地よい日差しを浴びてキラキラと輝いているのを見かける時期デス。
「このミクロなぷくぷくした葉、なんて可愛いの~!」
「慌ただしい毎日だけど、この子たちから癒しがもらえそう・・・・」
そんな期待を込めてお迎えしたセダム。でも、育て方を調べていくと、「水は控えめに」「蒸れには要注意」なんて言葉が並び、ん?枯らしてしまわないかしら?っと手を止めてしまっていませんか?
実は、セダムを育てるのは「頑張り屋さん」ほど失敗しやすいという、ちょっと意外な落とし穴があるんです。
今回は、春の陽気とともに多肉ライフをスタートさせたい方、セダムについてもっと知識を増やしたい方へ、「このポイントをおさえておけば大丈夫!」というセダムの育て方のコツを、タニクランドリエルの苦い失敗談を交えながら紐解いていきます。
セダムってどんな多肉植物??いま多肉好きさんに人気の理由

プレビフォリウム
ミニサイズの世界観と、ぷくぷくした葉が魅力的!多肉植物の「セダム」とは
「セダム」は、世界中に数百以上の種類がある多肉植物のおおきなグループです。
最大の魅力は、なんといってもその「葉」にあり、ミニサイズなのに個々にしっかりしたフォルムで、セダムそれぞれの世界が可愛いデス。
種類によって水分をたっぷり蓄えた葉は、まるでキャンディやビーズのようにぷっくりしていて、見ているだけで癒されちゃいます。
庭のグランドカバーから寄せ植えのポイント役まで楽しみ方は無限大
「セダム」には、横に広がり地面を覆っていくタイプから、上に伸びて寄せ植えのアクセントになるタイプまで様々あります。
お気に入りの鉢に単体で育てても可愛いですし、別の種類の多肉植物と「寄せ植え」にしても抜群に可愛らしいです。
2026年の春は、その魅力が多くの方に認知され「エケベリア」に並び「セダム」人気はさらに増していきそうです!
【セダムの基本】元気に育てる3つのおすすめ黄金ルール

春は「セダム」が最も元気よく育つ季節です。お迎えした「セダム」を枯らさないために、まずはこれだけは守っておくとよい「3つのおすすめルール」をご紹介。
- 水やり
- 日光と風通し
- 土選び
① 水やりは「土が乾いてから」が鉄則
一番大切なのは、土がしっかりと乾燥するまで水やりは控えることです。
ぷくぷくとしたセダムは、葉の中に水分を蓄えておくことができるので乾燥にはとても強いです。
ただエケベリアなど個体の大きな苗ほどの水分量は蓄えておけませんので、水やり時は、エケベリアより少し頻度を増やすことでよりイキイキと元気なフォルムを保てます。
②日光と風通しが美しさの秘訣
「セダム」を可愛く、色鮮やかに育てるには「日光」と「風」が欠かせません。
日当たりが不十分であると、中心の生長点が光を求めてぐんぐんと伸びてしまう(徒長といいます)ので、半日でも日光浴できる場所に置いてあげましょう。
本来の可愛さを維持するため、湿気による病気回避のために、風通しはしっかり保てるとベストです。
③水はけのよい土選びをしよう
多肉初心者さんは、園芸店などで販売されている多肉植物の専用土を選ぶと管理しやすいでしょう。
多肉植物以外の植物の土などは、保水力高めでセダムには重すぎることがあります。
多肉植物専用土にも配合の仕方で排水性が変わってきます。管理する環境、管理できる頻度によって調整しながら、土選びをして試してみましょう。
【失敗談】タニクランドリエルがセダムを枯らして学んだこと

多肉初心者のころは、セダムの顔色がわからず、様々な要因で枯らしてしまった経験がありご紹介していきます。
- セダムが可愛すぎて構いすぎた
- エケベリアと同じ頻度での水やり
- 土が足りていなかった
- 間延びして巨大化してしまった
①セダムが可愛すぎて構いすぎた
「毎日の水やりで、もっとぷくぷくで可愛くなるかな?!」と思い込み、土の表面が少し乾いたら水やりをしてしまった。
⇒ 根元が黒ずんでブヨブヨになり、触れただけで葉がポロポロと落ちてしまった。
手をかけすぎるより、セダムの自活力を信じ適切な環境に置いて、日々のタニパトで「お水がほしい」というサイン、顔色が見えるよう付き合ってみましょう。
鉢の土全体が乾燥し、セダムの葉にハリが無くなってきたら、鉢底から排水するまで、たっぷりと水やりをしてあげましょう。
②エケベリアと同じ頻度での水やり
水やり頻度について学んだものの、管理している多肉植物すべて水やり頻度をおなじタイミングにしていた。
⇒ 結果、エケベリアなど個体の大きい苗は元気。セダムのような葉の小さな苗たちは枯れてしまった。
エケベリアなどの個体の大きな苗は葉に水分を蓄えていられるため、水やりを数週間以上空けてしまっても苗の中心部分である生長点が元気であれば、枯れてしまうことはありません。
一方で、セダムの葉は、エケベリアほど水分を蓄えておくことができません。そのため、エケベリアよりも水やり頻度を上げてあげると枯らす確率は低くなります。
③土が足りていなかった
日々の水やりや、強風などで、鉢の土が減っていた。
⇒土が不足し、栄養ぶそくとなり、根元近くが乾燥することも多く葉に水分が行き渡らずに倒れて枯れてしまった。
「鉢のなかの土は減っていないか」をタニパトのチェック項目にいれてあげることで、セダムはより元気に育ってくれます。気にかけてみましょう。
④間延びして巨大化してしまった
多肉棚の下段で管理。
⇒ たっぷりの日光浴ができていなかったため、セダムの生長点は日光を求めてぐんぐん伸びて徒長してしまった。セダムの可愛いミニフォルムではなく、個々が巨大化してしまい可愛さが半減してしまった。
夏場の猛暑以外は、セダムも十分な日光浴が大好きです。
【季節別】セダムの1年間の管理のおすすめ

白雪ミセバヤ
気候に合わせて、多肉植物「セダム」のお世話方法を少しだけ変えてあげましょう。
日本の四季に合わせて、ご紹介していきますね。
春・秋 「セダム」の成長期にたっぷり日光を浴びせ根付かせよう
春・秋は「セダム」にとって最も過ごしやすくなる季節で、葉挿しなどで増やすならこの時期に根付かせておくことが大事です。土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷりとあげましょう。
秋に気温が下がると、葉が赤や黄色に染まる「紅葉」がみられる種類もあり、育てる楽しみが増します。
夏 最大の難関!枯らさないコツをつかむ
セダムが一番苦手なのが「高温多湿」です。日本の夏は蒸し暑いですよね。水やりを控える方法もあるようですが、夕方の涼しい時間帯にたっぷり水やりをして、風通しと作りましょう。サーキュレーターなどで風を送ることで蒸れを防ぎダメにしてしまう確率はぐんと低くなります。
猛暑日の日中は葉焼けなどの対策で、遮光ネットや反日陰に移動させてあげましょう。
冬 寒さ対策と室内管理の注意点
多くの「セダム」は寒さに比較的強いですが、氷点下になる日はタニパトを強化してあげましょう。
霜に当たっても動じない種類もあれば、霜にあたり葉が半透明にジュレてダメになってします種類もいます。
冷え込む夜間だけは室内管理してあげる、軒下移動する、不織布やビニールなどで防寒するなどで守ってあげましょう。
増やしてみたい!「セダム」の葉挿し・挿し木に挑戦

「セダム」の醍醐味は、増やせることです。
- 葉挿し
- 葉を土の上に置いておくだけで、数週間後には小さな赤ちゃん多肉が出てきます。
- 挿し木
- 徒長して伸びすぎてしまった茎をカットして土に挿すと新しい株として育ちます。
生命力の強さを感じて、もっと「セダム」の管理が楽しくなっていきます。
セダムをお迎えしたくなる季節

「セダム」の育て方のコツは、水やり、日光・風通し、土選びの3点が大事デス。
お迎えして、最初は慎重になりますが、多少失敗しても、セダムはまた新しい芽を出して応えてくれる強い植物です。
2026年の春は、セダム人気が高まっています。小さなセダムをもっと愛おしく、より元気もりもりに育てたいですね。
