暑い夏がようやく終わり、待ちに待った多肉植物の季節に突入しますね!
お迎えした多肉植物は猛暑をぶじに乗り越えることができたでしょうか?
うちの子たちは一部葉が黒く焼けてしまった、葉が半透明になりジュレてしまった、茎から葉がポロポロと落ちてしまったといった症状の子がいました。
そんな夏の暑さにやられてしまった多肉植物は、これからの季節で整えてあげる、増やしてあげると良いデス。
今回はこちら↓についてご紹介していきます!
- 多肉植物の夏バテ症状にはどんなものがある?
- 多肉植物の夏バテ症状の整え方、増やし方
- 多肉植物の秋の楽しみ方
この秋に楽しめる多肉狩り情報についても併せてご覧ください。
多肉植物の夏バテ症状にはどんなものがある?

どのようなトラブル症状があるのでしょうか。
多肉植物は、日光・水やり・風通しがバランスよく取り込めることで可愛いフォルムを維持させることができます。
この三つのポイントの一つでも欠けていると、トラブル症状が出てきてしまいます。
日光 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
水やり | 〇 | 〇 | × | 〇 |
風通し | 〇 | 〇 | 〇 | × |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | |
元気 | 間延びしてしまう (徒長する) | 葉がシワシワになる 葉焼けを起こす (枯れる) 葉がポロポロ落ちる | 蒸れて葉が半透明になる (ジュレる) 葉焼けを起こす(枯れる) |
年間通しても共通する症状ですが、夏は高温のダメージ、夏バテを受けているので、よりタニパト(多肉パトロール)が欠かせません。
多肉植物の夏バテ症状の整え方、増やし方
三つの夏バテ症状はどのように解消したら良いのでしょうか?
間延びしてしまう(徒長する)
徒長とは
真夏は午前中だけ、朝だけの短時間でも日光が当たるようにすると徒長が防げます。
ライトを使用するのも良いでしょう。
夏の日差しから避けるために、日陰での管理しすぎると、多肉植物は光をもとめて生長点から上へ上へと伸びていこうとします。
そのため葉と葉の間が間延びして、可愛いフォルムが崩れてしまいます。
このような多肉植物の症状を『徒長』(とちょう)といいます。

徒長してしまった多肉植物はどのように整えて、増やしていけばよいのでしょうか
徒長した多肉植物の整え方のおすすめを紹介していきます。
1,胴切り
徒長してしまった苗の下の葉を数枚残して茎部分をカットすることを胴切りと言います。
堂切りする際は消毒したハサミかテグスを使用します。
カット後は上半分からは根が、下半分からは切り口から新たな子株がはえてきます。
2,葉挿し
苗の生長点(中心部)からずらした葉はバランスを見つつ取り除き、葉一枚ずつを土に植えることを葉挿しと言います。
葉挿しは、土に寝かせるように葉を置いて切り口が軽く土に埋もれているくらいがベストです。
葉挿しが並んだら、水やりをします。
苗に水やりをする頻度よりも間隔を狭めて定期的に水やりをします。
葉がシワシワになる、葉焼けを起こす(枯れる)、葉がポロポロ落ちる
真夏でも気温の低い時間帯をみて定期的に水やりをする。
葉に水分を含んでいられる多肉植物でも、真夏の暑さでその水分を持っていかれてしまいます。
可愛いぷくぷくな葉の水分が抜け、シワシワ症状が出てくることがあります。
シワシワになったらたっぷり水やりをしてあげましょう。
葉焼けとは、葉の先が黒く焦げてしまうことや、葉全体が真っ黒になってしまうことをいいます。
また多肉植物全体の水分量が抜けてしまうことが原因で、葉がポロポロと落ちて気がづいたら茎だけ(丸坊主)になってしまうこともあります。
この丸坊主症状は、日々タニパトをしていても見逃してしまいがちなので注意が必要デス。
真夏でも適切な水やり!が大切になります。
蒸れて葉が半透明になる(ジュレる)、葉焼けを起こす(枯れる)
無風は厳禁! 風通しが無いときはサーキュレーターなどで風を送ります。
日光、水やりが充分であっても、無風であると残念な症状が出てきてしまいます。
残念な症状とは、葉が半透明になりジュレて、ブヨブヨになることで、この症状が生長点(中心部)まで広がると、その多肉植物はなおしてあげることは出来ません。
風を送ることは非常に大事デス。
多肉植物の秋の楽しみ方

多肉植物の夏バテが解消できる秋になると、さまざまな楽しいことが待っています。
多肉植物の多くの種類にとって秋は、生育期になります。
はじめて多肉植物と秋を迎える多肉初心者さんも、いっしょに多肉植物の秋の楽しみ方を見ていきましょう。
- 植え替え
- 寄せ植え
- 増やす
- 紅葉
- 多肉狩り
多肉植物は、日光・水やり・風通し、この三つのポイントを心がけておくと可愛いフォルムを維持できます。
可愛いを維持させながら、多肉植物のある暮らしをより楽しんでいきましょう。
植え替え
秋に苗の植え替えをすると、根がしっかりはり丈夫に育ちます。
買ってきた苗は簡易ポットのままでなく、通気性のある鉢へ植え替えてあげましょう。
寄せ植え
徒長してしまって堂切りした苗や、葉挿しで増やした子株で寄せ植えが楽しめます。
増やす
この秋にはじめて増やすことにチャレンジしてみたい方は、葉挿しが簡単です。
苗から葉を取る時は根元からとり、土に寝かせるように葉を挿します。
種類によってばらつきがありますが、数日で根が張り子株が出てきます。
紅葉
多肉植物の種類によってその装いは異なりますが、グリーンが赤っぽく色づくことを紅葉するといいます。
椛などと同じく多肉植物の世界にも紅葉を楽しむことが出来るため、ますます多肉植物愛は深まるポイントになっています。
多肉狩り
多肉狩りとは、多肉植物を購入することをいいます。
人も多肉植物も過ごしやすい季節でもある秋には、多肉植物イベントが目白押しです。
生産者さんが愛情込めて生産した質の高い多肉植物がお迎えできるため、多くのタニラーさんが待ち望んでいます。
希少性の高い種類は、人気が高いため、事前リサーチが必要になります。
タニクランドリエルでも最新の多肉狩りイベント情報を更新していきますのでぜひチェックしてみてください。
この秋、お気に入りの多肉植物をお迎えできるといいですね!
