こんにちは!多肉植物の魅力を伝えたいタニクランドリエルです。
前回の記事「【多肉植物 初心者】必見!おすすめ購入先ガイド」はご覧いただけましたか? どこで買うか決めたら、次はいよいよ「どの種類の多肉植物をお迎えするか」ですよね!
エケベリア、セダム、ハオルチア… 多肉植物には本当にたくさんの種類があって、どれも個性的で可愛い!
でも、多肉初心者さんにとっては「見た目は好きだけど、育てるのが難しいんじゃないか…」「枯らしてしまったらどうしよう…」と不安に思うかもしれません。
多肉植物の中には、丈夫で育てやすく、初心者さんでも失敗しにくい種類がたくさんあります。
そこで今回は、「育てやすさ」「入手しやすさ」「見た目の可愛さ」の3つのポイントから厳選した、多肉植物初心者さんに絶対おすすめの人気種類ベスト10を、育て方のコツと合わせてご紹介します!
今回のご紹介で、あなたのファースト多肉にぴったりの子が見つかるはず。お気に入りの種類を見つけて、楽しい多肉ライフを始めましょう!
初心者向け多肉植物の選び方のポイント

おすすめの多肉植物の種類を紹介する前に、なぜ多肉植物が初心者向けなのか、そのポイントを簡単におさらいしましょう。
- 丈夫で生命力が強い
- 多少の水やり忘れや、環境の変化にも強い。
- 育てやすい
- 特別な管理を必要とせず、基本的な育て方(日当たり・水やり・風通し)を守れば元気に育つ。
- 増やしやすい
- 葉挿しや挿し木で簡単に増やせる種類が多く、育てる楽しみが広がる。
- 入手しやすい
- 園芸店やホームセンターなどで比較的手に入りやすく、価格もお手頃。
初心者さんでも安心して多肉植物の育成を楽しめちゃいます。
初心者におすすめ!育てやすい人気多肉植物10選

お待たせしました!それでは、具体的におすすめの種類を10個見ていきましょう!
1. 虹の玉 (ニジノタマ / Sedum rubrotinctum)

- おすすめ理由
- ぷっくり小さな葉が密集する姿が可愛いデス。春秋には葉先が紅葉して、名の通り虹のようにカラフルになります。非常に丈夫で、落ちた葉からでも簡単に芽が出る(葉挿し成功率高いです!)、初心者さんの増やす練習にも最適です。
- 育て方のコツ
- 日当たりが良い場所を好む。水やりは土がしっかり乾いてから。増やし方は葉挿し、挿し木どちらも簡単です。
2. 乙女心 (オトメゴコロ / Sedum pachyphyllum)
- おすすめ理由
- ジェリービーンズのような葉が特徴的。こちらも紅葉すると葉先がポッと染まり、とってもキキュートです。虹の玉と同じく丈夫で育てやすいセダム属の人気品種です。
- 育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所を好む。水やりは控えめに。挿し木でも簡単に増やせます。
3. 秋麗 (シュウレイ / Graptopetalum ‘Shuurei’)
- おすすめ理由
- とにかく丈夫で生命力が強い!多少手荒に扱ってもへこたれません。淡いブロンズ色の葉が美しく、葉挿しの成功率が非常に高い「葉挿しの女王」とも呼ばれます。どんどん増えるので初心者でもあつかいやすく楽しめます。
- 育て方のコツ
- 日当たりが良い場所で。水やりは土が乾いたら。増やし方は葉挿しが特におすすめです。
4. 朧月 (オボロヅキ / Graptopetalum paraguayense)
- おすすめ理由
- 「ザ・多肉植物」とも言える、古くから親しまれている普及種。非常に強健で、日本の気候にも比較的強く、地植えにも最適。葉挿し、挿し木どちらでも簡単に増やせます。初心者が多肉植物の基本を学ぶのに最適。
- 育て方のコツ
- 日当たりを好むが、半日陰でも育ちます。水やりは乾燥気味に。
5. 火祭り (ヒマツリ / Crassula capitella ‘Campfire’など)
- おすすめ理由
- なんといっても秋冬の真っ赤な紅葉が魅力的。寄せ植えに入れるとアクセントになります。こちらも丈夫で育てやすく、挿し木で簡単に増やせるクラッスラ属の代表種です。
- 育て方のコツ
- よく日に当てると綺麗に紅葉します。水やりは乾いたらたっぷりとあげます。夏場の蒸れには少し注意してあげましょう。
6. 月兎耳 (ツキトジ / Kalanchoe tomentosa)

- おすすめ理由
- うさぎの耳のような、白い毛に覆われたフワフワの葉が可愛い!カランコエ属の中でも特に人気デス。乾燥に強く、水やり頻度が少なくても育てやすい。
- 育て方のコツ
- 日当たりと風通しの良い場所。水はけの良い土を好む。水やりはしっかり乾いてから。葉に水がかかりにくいように注意。
7. セダム属 (Sedum) の小型種

- おすすめ理由
- 「虹の玉」や「乙女心」以外にも、育てやすいセダム属はたくさん!「森村万年草 (モリムラマンネングサ)」や「斑入り丸葉万年草 (フイリマルバマンネングサ)」など、グランドカバーにも使われる種類は非常に丈夫で増やしやすい。寄せ植えの名脇役としても大活躍。
- 育て方のコツ
- 種類によるが、多くは日当たりを好み、乾燥に強い。挿し木で簡単に増えます。
8. ハオルチア属 (Haworthia) の硬葉系・軟葉系
- おすすめ理由
- 室内の明るい窓辺など、他の多肉植物より弱い光でも比較的育てやすいのがハオルチア属。「十二の巻 (ジュウニノマキ)」のようなシマシマ模様の硬い葉を持つ硬葉系や、「オブツーサ」のように葉先に光が透ける「窓」を持つ軟葉系など、種類が豊富。
- 育て方のコツ
- 直射日光は避けた明るい日陰を好む。水やりは控えめに。蒸れに注意し、風通し良く。
9. エケベリア属 (Echeveria) の普及種
- おすすめ理由
- バラの花のようなロゼット型が美しいエケベリアは多肉植物の女王!種類が非常に多いですが、初心者さんはまず「桃太郎 (モモタロウ)」や「チワワエンシス」など、ホームセンターでもよく見かける丈夫な普及種から始めるのがおすすめ。
- 育て方のコツ
- とにかく日当たりが重要!日光不足だと徒長しやすい。可愛いフォルムを維持するために、水やりはメリハリをつけて、土が完全に乾いてから。風通しも大切です。
10. 黒法師 (クロホウシ / Aeonium arboreum ‘Zwartkop’)
- おすすめ理由
- 黒紫色のシックな葉が特徴的なアエオニウム属の人気種。樹木のように育つ姿がおしゃれ。夏は休眠する性質を理解すれば、育て方は比較的簡単。
- 育て方のコツ
- 日当たりの良い場所。夏は休眠するので水やりを控え、涼しい半日陰へ。冬型なので秋冬に成長する。挿し木で増やせます。
基本的な育て方のポイント再確認

おすすめの種類を選んで、育て方の基本が大切です。
- 日当たり
- 基本的に日光が大好き!よく日に当ててあげましょう(真夏の強すぎる日差しは葉焼けに注意)。ハオルチアなど一部例外あり。
- 水やり
- 土が完全に乾いてから、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと。葉や茎に水を溜めているので、乾燥には強いです。水のやりすぎは根腐れの原因 No.1!
- 土
- 水はけの良い土を使うこと。「多肉植物用の土」として売られているものがおすすめです。
- 風通し
- 蒸れは苦手。風通しの良い場所に置きましょう。室内で育てる場合も、時々窓を開けて空気を入れ替えて。
まとめ

今回は、多肉植物初心者さんにおすすめの、育てやすくて人気の種類を10個ご紹介しました!
- 虹の玉 (Sedum rubrotinctum)
- 乙女心 (Sedum pachyphyllum)
- 秋麗 (Graptopetalum ‘Shuurei’)
- 朧月 (Graptopetalum paraguayense)
- 火祭り (Crassula capitella ‘Campfire’など)
- 月兎耳 (Kalanchoe tomentosa)
- セダム属 (Sedum) の小型種
- ハオルチア属 (Haworthia)
- エケベリア属 (Echeveria) の普及種
- 黒法師 (Aeonium arboreum ‘Zwartkop’)
どの種類の子も個性的で魅力たっぷりですよね!
まずは気になったなと思う種類を2つ3つお迎えして、多肉植物のある暮らしを楽しんでみましょう。
水やりのタイミングや日当たりの具合など、タニパトしているうちに多肉植物の顔色がわかるようになり、きっとあなたの環境に合った育て方のコツも掴めてきます。
多肉植物は、手がかからず、季節によって色を変えたり、花を咲かせたり、子株を増やせたりと、たくさんの魅力がつまっていて、育てるのが本当に楽しい植物です。
ぜひ、お気に入りの多肉植物を見つけて、癒やしである「多肉植物のある暮らし」をたっぷり満喫してみてください!