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多肉植物の【薄化粧】を可愛らしく育てるには?

多肉植物の薄化粧は、黄緑色の葉に白粉をまとい、幹立ちして生長するセダムの一種です。

昔から日本に流通している品種なので見かけたことはあるのではないでしょうか。

寒さ暑さにも強い丈夫な品種で育てやすいため多肉初心者さんにも向いている多肉植物です。秋になると葉先が赤く紅葉し、黄色の花を咲かせます。

ここでは、多肉植物の薄化粧を初めてお迎えした方にもわかりやすく、置き場所や水やり、植え替えやふやし方などをを多肉植物初心者の方にもわかりやすく説明していきます。

目次

多肉植物の薄化粧のガイド

スクロールできます
園芸分類多肉植物・観葉植物
学名Sedum palmeri
属名ベンケイソウ科セダム属
原産地メキシコ
草丈・樹高~30㎝
耐寒性等耐寒性 強い 
耐暑性 普通
花言葉「私を想ってください」
「星のかがやき」
「静寂」

多肉植物は、春秋型、夏型、冬型の3つのタイプに分かれます。

それぞれの型により生育期と休眠期が異なります。生育パターンを知ることで、それに合わせて管理することで無理なく育てることができます。

薄化粧は、「春秋型」で、春秋型は、 春と秋に盛んに生育するタイプです。10〜25°Cの範囲で生育が旺盛になります。

夏は暑さで生育が悪くなりがちですが、冬は寒さのために自然に休眠します。茎や葉が柔らかく、色鮮やかで草花のような雰囲気を持つ多肉タイプです。

真夏でも臨機応変に育てることでダメにさせることなく過ごせますので、多肉植物の真夏の過ごし方についてもあわせて読んでみてください。

多肉植物の薄化粧の水やり方法

水やり

薄化粧の生育期の水やりは表面の土が乾いて葉がしわしわになったら水やりをしましょう。一回の水やりの量は鉢底から水がでるまでたっぷり与えましょう。

休眠期の水やりは育てる地域や環境によりますが、葉ではなく土に水をかけるようにします。水の量は半日で鉢が乾く程度の水の量が目安です。

置き場所

多肉植物は日当たりの良い風通しのよいところが大好きです。基本は冬以外はベランダや庭などの屋外で管理してあげましょう。

日当たりが足りないと、ひょろひょろと葉や茎が間延びする徒長をおこします。

徒長してしまうと、せっかくの可愛さが半減してしまうので日光は十分に当たる環境においてあげましょう。

ただ、多肉植物の薄化粧は、真夏の直射日光に当てると葉焼けをおこすことがありますので、半日陰または遮光シートなどで遮光をしてあげると安心です。

また外に置くときは、夏は特にコンクリートの上に直接置くと熱が鉢に伝わって高温になるので、棚など一段高いところにおくのがおすすめです。

薄化粧は多湿が苦手ですので、夏越しが重要です。

梅雨以降は長雨に当たらない軒下など、風通しの良い場所でそだてましょう。株が密集しているようなら梅雨前に、茎や脇芽をきって風通しをよくするとよいでしょう。

風通しを良くすることでカイガラムシなどの害虫対策にもなります。切った茎は挿し木として増やすことができます。

休眠期から生育期に屋外の日当たりに出す場合は、徐々にならしてください。窓辺で日に当ててから日中の日向に置くなどをしないと、葉焼けの原因ともなります。

薄化粧は耐寒性は比較的強いので、暖地では外でも耐えることはできる、地植えに向いた品種です。鉢植えの場合は冬は、温度が3℃を下回るようになったら、朝晩は室内で管理しましょう。霜や雨に当てない方が安全です。

多肉植物の薄化粧の植え替え

購入した鉢から自分のセレクトした鉢への植え替えは、生育に合わせて春に行うとベストです。

時期は、生育期ならいつでも行えますが、多肉植物の薄化粧は3月~5月の生育初期が適期です。植え替える用土は新しい乾いた多肉植物の専用の土を使いましょう。

植え替え方法

  • 植え替えの多肉植物は、数日間水を控え、土が乾いた状態のときに鉢から外します。
  • 根っこをほぐすように古い土を落とします。
  • 新しい鉢を用意して、底に鉢底ネットをいれます。
  • 鉢の底に鉢底石を入れ、その上に緩効性粒上肥料を加えます。(なくても可。)
  • 苗を押さえながら、多肉植物専用の土いれて植え込みます。最後に割り箸などでつついて、根の周りに土が入るようにします。最後に鉢をトントンと叩いて隙間を入れて完成です。
  • 水やりは植え付け後、水やりを十分して日当たりと風通しのよい室外に置いておきましょう。

肥料

多肉植物の薄化粧には、元肥は植え付け、植え替え時に行います。 植木鉢などで栽培する場合は、元肥をしっかりと施し、適期に追肥を行うことで生長を早めることができます。

追肥は3月〜5月・9月~10月の生育期は肥料が必要です。 薄化粧は秋が深まると赤く紅葉する品種です。紅葉時期に肥料分が多いと発色が悪く、くすんでしまう可能性があります。秋は早めに追肥しましょう。

多肉植物の薄化粧の増やし方

多肉植物は株分け、さし芽、葉ざし、根ざし、挿し木、胴切り、種まき(実生)で増やすことが出来ます。

そのなかでも薄化粧は、挿し木という方法で増やします。適期はいずれも3月から6月、または9月から10月がよいとされています。

挿し木

葉と葉の間が徒長した茎や、仕立て直しをしてカットした茎などを挿し穂にして挿し木で増やすことができます。

  • 親株から茎をカットして挿し穂にします。脇芽をつかってもよいでしょう。挿し木しやすいように、下葉は葉が密集して茎が見えない時は、先に葉を手やピンセットなどで外してからカットしましょう。切り取った葉は、葉挿しに使うことができます。
  • 1週間ほど明るい日陰で、切り口を乾燥させる
  • 乾いた新しい用土に挿して植え替えます。そのまま育てる場合は、挿し穂の空間を密集させないようにしましょう。水やりは1週間ほどたってから与えます。

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