お店で多肉植物のグリーンネックレスを購入したら、ポットから鉢へ植え替えをしましょう。
今回は、多肉愛好家さんに人気の高いグリーンネックレスについてご紹介していきます。
多肉植物グリーンネックレスとは?
特徴
多肉植物は「夏型」「冬型」「春秋型」と生育する時期によってタイプ分けされており、グリーンネックレスは春と秋に生長する「春秋型」になります。南西アフリカで自生しているセネシオ属の多肉植物で、グリーンピースのような玉状の葉が連なる姿が可愛らしい、つる性の多肉植物です。幅広い世代から知られる植物で、観葉としても親しまれています。丈夫で育てやすく関東以南では戸外での管理も可能です。また9月~11月に1センチほどの白い花が咲きます。
グリーンネックレスは葉の色につやがあり、色のきれいな株を選びましょう。黄色くなった葉や枯れた茎がないものを選びます。根本からバランスよく葉が生えているものが健康で育てやすいです。
グリーンネックレスの剪定時期は4~7月の生育期です。根元から5~10cm程度残して切り戻します。その際、切り取った茎は挿し穂にして増やすことができます。ぐんぐん生長していくので、長くなった部分をカットして挿し穂にしてもよいでしょう。
種類
グリーンネックレス
まん丸粒です。丸い粒が揃っていると可愛いです。成長は遅く、夏の暑さに弱いです。お水は大好き。ネックレス系の花は、どの種類も綺麗です。
斑入りグリーンネックレス
葉っぱに白い斑の入った斑入りグリーンネックレスがあります。グリーンネックレスに比べ生長が遅く、直射日光では葉が焼けてしまいます。
ピーチネックレス
グリーンネックレスより粒が大きく、葉の割れ目が、まさに桃のような形をした葉っぱをしています。
ルビーネックレス
ピーチネックレスより、モリモリになる速度は速いです。細長い玉は、伸ばさないと大粒になり過ぎ、可愛くなくなります。秋には紅葉して、綺麗な赤紫色になります。まさにルビー色です。
三日月ネックレス
名前の通り半月型をした葉っぱが特徴のセネシオです。
ドルフィンネックレス
イルカのような玉が、可愛いです。成長は遅く、夏は苦手のようです。茎が太いので、下に伸ばすよりは、横に広がるように伸ばすのが、お勧めです。ドルフィンネックレスの花は、ピーチネックレスの花に似ています。
グリーンネックレス系の育て方
グリーンネックレスは過湿に弱いため、年間を通して風通しのよい雨の当たらないところで管理しましょう。
日光
グリーンネックレス系は、粒と粒の間隔が空きすぎず、大きさも揃っていると可愛いです。可愛いを維持させるには、日光浴が大事です。夏場は暑すぎるため遮光が必要ですが、通年、半日くらいは日光浴をさせましょう。
水やり
ネックレス系は、水が大好きです。成長期は、お水をあげる頻度を頻繁にすると、元気に伸びます。あくまでも顔色と土の乾き具合が最優先ですが、1週間に1~2回目安で水やりをしてあげましょう。水やりは半日で乾く程度の量を、夕方の涼しい時間帯に与えましょう。葉がシワシワにしぼんだり、水が不足しているので、水やりをすれば回復します。水やりの目安としてシワシワになってから与えているようだと葉が小さくなります。適切な水やりで大きくぷっくりとした葉になりますよ。また、水分が足りない状態だと葉焼けを起こしやすいです。
夏場の注意点
夏は、生育が悪いですがしっかりと水やりしてあげると、秋にはぐんぐん成長するでしょう。
グリーンネックレスの植え替え
準備するもの
- 鉢
- 鉢底ネット
- 土を入れるための道具
- 多肉植物用の土
- 敷物・新聞紙など
植え替えの手順
置き場所は、日光が半日程当たる明るい場所がお勧めです。
苗の端が、5㎝位土に埋まるように挿します。
土に付いた所から根が張ります。
土に付く場所が多すぎると、根が張り過ぎ、玉が大きくなって可愛く育ちません。
垂らすように育てると、玉が大きくならず、粒の大きさも揃います。
植え替えするときの土は、水はけの良い多肉植物用の土を使用しましょう。鉢底には排水のための石を敷くといいでしょう。
まとめ
グリーンネックレスはつる性の多肉植物です。つる植物と言っても自分から何かに巻き付いていくようなことはありません。葉茎を長く伸ばし、下垂させていきます。玉状の葉を下垂させる姿が可愛らしいので、床や棚に置くよりもプラントハンガーなどで吊るして飾ると良いでしょう。インテリアのアクセントにもぴったりなので、ぜひハンギングにして育ててみてください。また多肉植物の寄せ植えに使うと可愛さが増しますので試してみてください。
たくさんの幸福な要素を持つグリーンネックレスは、見た目が可愛らしいだけでなく、お祝いのギフトにもおすすめです。花言葉の「豊富」や「健やかな成長」の意味を込めて、開店祝いや進学祝いに贈られてみてはいかがでしょうか。