植物のなかでも比較的丈夫な多肉植物は、お手入れが簡単なので慌ただしい日常を送る方にも取り入れやすいことが魅力的。
多肉植物のある暮らしを取り入れることで、日々の疲れが癒されている方も多いのではないでしょうか。
最近では、多肉植物のお世話をする作業を『多肉ごと』として楽しむ方が非常に増えていますよね。そのひとつに多肉植物の寄せ植えが挙げられます。

この多肉植物の寄せ植えを楽しむという『多肉ごと』は、単にインテリアやコレクションにするに留まらない、計り知れない健康効果をもたらしてくれます。
今回は、多肉植物の寄せ植えを通じて得られる驚きの健康効果についてご紹介!
『多肉ごと』を楽しむことが、どのように私たちのQOL(生活の質)を高め、ストレス軽減や心の安定に貢献するのか、具体的な科学的根拠や実践方法を交えながら深掘りしていきます。
- 【心理的効果抜群】多肉植物の寄せ植えがもたらす効果
- 多肉植物の寄せ植えで得られる【身体的な健康効果】
- 多肉植物の寄せ植えを健康的に楽しむためのポイント
ぜひ最後まで読み進めていただけると嬉しいデス。
よかったらこれまでのおすすめブログもご覧ください。多肉好きさんとたくさんのワクワクを共有しあい『多肉植物のある暮らし』をより充実させちゃいましょう。

【心理的効果抜群】多肉植物の寄せ植えがもたらす効果

多肉植物の寄せ植えを楽しむことは、園芸療法(ガーデンセラピー)の要素を多く含み、私たちの心の健康に非常にポジティブな影響を与えてくれます。
①ストレスの軽減とリラックス効果がある
最も顕著な効果が、ストレスホルモンを下げてくれることと、リラックス効果です。
観ているだけで癒される視覚的な効果
植物のグリーンカラーは、鑑賞するだけで、ストレス時に分泌されるコルゾチールなどのストレスホルモンレベルが低くなることもあり、眼精疲労を和らげ、安らぎも得られます。
単なるインテリアとしてだけではなく、日々のデスクワークで眼を酷使されている方たちに寄り添うグリーンが多いのはこのためです。
また、多肉植物のぷっくりとした葉や、丸みを帯びたフォルム、エケベリアなどのロゼットフォルムは、視覚的な癒し効果も得られます。
寄せ植えをするときの集中タイムによる解放感
「次はどの子を配置しようかな?」
「この大きさの苗の隣にはワンサイズ小さな苗を寄せてみよう」
などなど細かな手作業を進めながら配置を決め寄せ植えをする時間は、意識を全集中させるため、悩みごとや不安から一時的に開放されます。
マインドフルネスの状態に近いもので、心を穏やかに保つのに効果的デス。
②前向き・ポジティブな心を作っていくことと、自己肯定感をあげていく
多肉植物を育てることは、自己肯定感を高める効果がある。
お気に入りの多肉植物を見守るワクワク感
多肉植物は秋の紅葉で色やフォルムが変化し、可愛く成長していきます。
新たな子株がでてきた時、日に日にサイズアップしていく姿に感激します。
そして自分で育てた子株たちを寄せ植えにしていくことは今後の楽しみになります。
この成長過程をタニパト観察することは、多肉植物の生命力を再確認し、日々のポジティブシンキングに繋がります。
創造性の発揮と自己表現
多肉植物の寄せ植えをするときは、まず鉢と苗選びをします。
この際、色やフォルム、サイズ、質感の異なるものを自由にセレクトしていきます。正解不正解はありません。
思いのままにセレクトし、組み合わせて一つの寄せ植えを作り上げていきます。
この寄せ植えのデザインを考える過程は、自己表現の場となり、完成した寄せ植えを眺めることで自己肯定感が高まっていきます。
③精神的な安定と安心感につながる
なんと、多肉植物の特性が心の安定に貢献してくれる。
丈夫な生命力
サボテンやアロエ、アガベ、エケベリア、セダムなど、多くの多肉植物は乾燥に強く、比較的簡単なお世話で元気に育ちます。
数日タニパト観察や水やりができていなかったけれど元気で安心!なんてことはよくあることで、この丈夫な生命力は、私たちの心の支えとなり、安心感を与えてくれています。
「慌ただしくて手をかけられなくても育ってくれる」という手軽さが精神的負担を軽減します。
多肉植物の寄せ植えで得られる【身体的な健康効果】

多肉植物の寄せ植えは、心の健康だけでなく、私たちの身体機能の維持・向上にも役立ちます。
① 認知機能の維持と、脳トレ・脳の活性化を促す作用がある
多肉植物のお世話を楽しむ「多肉ごと」は、五感をフルに使います。そのため脳の活性化につながります。
デザインする→寄せ植えする
「多肉ごと」のひとつである寄せ植えは、どの苗をどこに寄せるか、色のバランスや高さ、サイズ感をどうすればよいかといった判断力と空間認識能力を使います。
またサイズの異なる苗を植え付ける際は、ピンセットや専用グッズを使って指先の細かな動きが求められます。この指先を使い進める細かな作業は、脳への刺激となり、脳の活性化を促す作用があります。
記憶力トレーニングになる
多肉植物の種類や属性についてや、それぞれの特性に合ったお手入れについて覚えておくことも、記憶力トレーニングとなります。
② 適度な運動とリフレッシュ効果
多肉ごとをすることは、日常生活に適度な運動量をもたらします。
- 姿勢の改善と筋力維持
- 土を混ぜたり、鉢を持ち運んだり、しゃがんで作業をしたりといった一連の動作は、全身の筋肉を使います。これにより、筋力の維持や、同じ姿勢などで固まりがちな体のストレッチ効果が期待できます。
- 日光浴によるビタミンDの生成
- 多肉植物は、充分な日当たりを好むので、屋外やベランダで作業を行うことが多いです。適度な日光浴は、骨を丈夫に維持するために必須なビタミンDの生成を促し、免疫力向上にも役立ちます。
多肉植物の寄せ植えを健康的に楽しむための【実践のコツ】

多肉植物の寄せ植えは、コツさえ押さえておくと初心者さんでも簡単にチャレンジできます。
健康効果を最大限に高めながらの寄せ植えの作り方・育て方のポイントをご紹介します。
初心者でもできる!寄せ植えのステップ
| ステップ | 作業内容 | 健康効果への寄与 |
| 1. 計画 | 鉢と使用する多肉植物(品種、色)、土を決める。 | 集中力、計画性 |
| 2. 材料準備 | 必要なアイテム(ピンセット、土、鉢底ネット、鉢)を揃える。 | 計画性、達成感 |
| 3. 植え付け | 鉢底石、多肉植物専用の土を入れ、多肉植物の色や形、サイズのバランスをみて配置する。鉢の中心に土を盛り苗を高く寄せると、こんもりフォルムの可愛い寄せ植えが作れます。 | 巧緻性、脳の活性化 |
| 4. 仕上げ | 化粧砂などで表面を整え、寄せ植えを完成させる。 | 自己肯定感、達成感、創造性 |
健康効果を持続させるための管理ポイント
| 管理項目 | ポイント | 健康効果への寄与 |
| 水やり | 頻繁に与えすぎず、土が完全に乾いてからたっぷりとあげるのがコツ(季節、環境による調整をする)。 | 観察力、学習効果 |
| 日当たり | 基本的に日光がよく当たる場所で管理する。徒長(ひょろひょろ伸びること)を防ぎます。 | ビタミンD生成、適度な運動 |
| 風とおし | 風とおしのある場所で管理します。 | 五感の刺激、リフレッシュ |
| 剪定・手入れ | 古い葉を取り除きます。 | 五感の刺激、リフレッシュ |

多肉イベントなどのコミュニティに参加するメリット
多肉植物好きさん仲間とのコミュニティに参加することも、健康効果をさらに高めます。
- 社会的交流
- おなじ趣味を通じ出会えた交流は、孤独感の解消や精神的なつながりを感じさせ、日々の生活の張りにつながります。
- 情報交換
- 育て方や珍しい人気品種について情報交換は、学習意欲を刺激し、趣味を深堀して楽しむためのモチベーションとなります。
【まとめ】多肉植物の寄せ植えでウェルビーイングを実現

お気に入りの多肉植物をお迎えし、寄せ植えを楽しむリフレッシュ時間は、たくさんの健康効果をもたらします。
ぜひこの機会に多肉植物の寄せ植えにチャレンジして、健康効果を体感してみてください。
全国各地で寄せ植えのワークショップも開催されているので参加してみるのもよいでしょう。
【群馬県高崎市】
- 日時
- 12月20日(土)10時~12時
- 参加人数
- 各6名
- 参加費
- 2000円(材料費込み)
※ご希望の方は、お名前を明記の上、FloroさんのInstagramのダイレクトメールにてお申込みください。
ワークショップ参加であればいちからレクチャーいただけるのは嬉しいですよね!
これを機に、多肉植物の寄せ植えにチャレンジしてたっぷりと癒されてみましょう。

